2012-03-12

coin de rue




うららかな春の日差しに
足取りもかろやかに向かったギャラリーでは

テキスタイルデザイナー Kissaniさんの展示


繊細な糸をつかって 丁寧に手織りされた
春色のストールたちが 楽しげにならんでいました



白とみどりが爽やかなピンズを手に入れましたよ
春のコートやセーターに ぽつんとつけたいです

Kissaniとは 私の猫という意味のフィンランド語だそうです





鎌倉に「coin de rue(コアンドル)」という
フランス料理店があるのですが

Kissaniさんと 制服姿でデッサンバッグを下げて歩いていたころ
表に出ている黒板に書かれたビーフシチューの値段に驚きつつ
いつも素通りしていました


でも もう大人になったし
ちょっと贅沢なランチもできる♩ ということで

今日はそこで一緒にお昼ごはんをしました
その頃の友人たちもいっしょにワイワイと




「coin de rue」さんは
テルオークラの料理長だったシェフを迎えて
昭和39年にオープンしたそうで


当時のホテルオークラのドミグラスソースを
再現されているのだとか


ビーフシチューの上に乗っているのはきんかんでした


中に栗が入っていたり と奇想天外でありつつ
レトロな味わいで美味しかったです




友人たちは 変わらない笑顔でしたが
あの頃にぼんやりと思い描いていた道へ
それぞれが ゆっくりと進んできていることがすごく嬉しくて
ずっと感動していました



これからも
ゆっくりと ていねいに
楽しんで制作していきたいな




CatalogのページからKissaniさんのストールを
見ることができます


ひとつひとつにフィンランドの名前がついていて
わたしは「No.44 Aarreちゃん」と「No.126 Suloくん」を愛用中








そして
Kissaniさんとギャラリーで別れたあと
午後は藤沢の遊行寺へ


きれいな桃の花と お坊さまたちの読経が
青い空にひびいていました
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鈴野麻衣
Mai Suzno